既に述べた通り、落としどころとしての判決は「有罪だけど罰金刑の執行猶予で公民権停止は無し」ですが、やはり無罪が正義であります。
こんな判決が前例となってしまった場合、今後、政治家はほんの少しの書き間違いで議員失職という、危険をはらむのです。
こんなことが横行してしまうと、検察のありかたについて批判しようなんて、恐ろしくてできません。
国民の代表たる国会議員に、不逮捕特権などの制度があるのは、いざという時に議員の行動を制限されないためのものです。捜査機関の恣意的な判断で、国会議員が次々逮捕されるとなったら、民主主義は成り立たなくなってしまいます。
以上の通り、私は小沢一郎氏の元秘書について、全員無罪であることを願い、司法機関の良心を信じたいと思います。
2013年3月12日 陸山会秘書事件控訴審判決前日 松本肇
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